ＮＰＯ法人 マンション管理パートナーズ

初めてのマンション大規模修繕工事　Vol.0.1

【塗装工事】

大規模修繕工事と言っても皆さんはピンとこないかも知れませんが、 マンションに住み始めて10年〜12程経った頃、最初に行うのが外壁の塗装工事や屋上の防水工事です。 なぜ外壁を塗装するのでしょうか?

塗料の機能には、大きく分けて二つの機能があります。建物や設備を保護する役目と、美装する役目があります。(最近は機能塗料と呼ばれるものも色々とで出てきていますが・・・) どちらも建物の資産価値に大きく関わっています。

塗装をしないで建物を放っておくと建物の劣化が進行し、 躯体を痛め、汚れた外壁は街の景観をも悪くし、長く住む人にも、また売却をして買い換えする人にとってもいい結果にはなりません。 マンション標準管理規約32条3項では、管理組合の行う業務の一つとして長期修繕計画の作成または変更に関する業務が規定されています。

皆さんがお住いのマンションの長期修繕計画を一度ご覧になって、いつどのような修繕が予定されているのかご確認下さい。大規模修繕を実施しようと発意しても必要な資金がなければ先送りとなってしまい、建物などの劣化が一段と進んで、遅れるほど工事費がかさむおそれも否定できません。

もし長期修繕計画がないとか、５年以上見直しをされていなければ、長期修繕計画を早急に作成するか、是非見直してください。そして、適時適切に修繕できるよう必要な修繕積立金を計画的に積み立てていくことが大切だと考えます。(S.Nishimura)

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