ＮＰＯ法人 マンション管理パートナーズ

管理会社変更

管理会社変更を具体的に検討する前に、現行の管理会社の仕事を再考するのも一つの方法と考えます。

管理会社変更にはかなりの労力と時間が必要となります。見積要領書作成、公募、選考、住民(組合員)への説明、更に新旧管理会社の業務や書類の引継ぎ等、重要な仕事の連続です。
「管理会社を変更すれば改善される」は確定した方程式ではありません。必ず良くなるとは決まっていません。

まず最初に変更する理由は何かを考えてください。
　例えば、「委託料が高い」は、管理会社との交渉で解決できる場合もあります。
　例えば、「フロントの議事録等の報告が遅い」は、フロントの変更で対応できるかもしれません。
相談時によく言われる理由は、
　何となく管理人室の不在時が多いような気がする。
　何となくエントランスの清掃が丁寧ではない。
この「何となく」の理由は、実際に本当かどうかを確認する必要があるでしょう。

マンション1件当たりに割ける時間、つまりフロント(管理員ではなく)一人当たりが担当する管理組合数を確かめるのも一案です。また、フロントの相性や対応能力も委託状況を評価するに当たり重要であることは言うまでもありません。

管理会社変更は簡単な作業ではありません。

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